あわい恋と約束
そして二人は

エレベーターに乗り、
最上階28階のラウンジへ。


時間は 午後9時を過ぎている。



窓から外を見る。


激しい雨が降っている。


彼女が

『朝までに止むらしいよ』


「なら、スパに居た方が
よかったんじゃないか」


『いいの、私の好きな様にさせてっ』


遊んでいるのか、
投げKissをした。



私は、クラッシュアイスにバーボン

彼女はシャンパン


グラスを合わせる。

何に乾杯か分からない。


『クラッシュアイスにブランデーなら分かるけど、
バーボンでは初めて見た』




< 144 / 202 >

この作品をシェア

pagetop