あわい恋と約束

私は、昔を思い浮かべ
彼女を見てた。
言葉を探してた。


なぜか、喉が渇き、
彼女が注いでくれたビールを飲み干す。


『もう一本飲む?』

『これ飲む?』

彼女は飲みかけのグラスを差し出す。

「君のが、無くなるよ」

『いいよ、別に』

残念そうに彼女が言った。

彼女のグラスを取り、飲み干す。

彼女は微笑んでいた。


ついさっき 再会した二人の行動、
光景では無い。


「ありがとう。」

『おいしい?』

首を傾け、微笑み言った。


「なにか飲む」

彼女はちょっと考え


『やっぱりビールかな』


彼女は私の顔見てる。


私も彼女の顔を見てる。




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