あわい恋と約束

30分して、彼女が出て来た。



その姿に私は、男の子に成りかけたが



時間が・・・・


彼女は分かっているかの様に


『約束の時間、大丈夫?』


「10時30分頃 車で家を出れば」



『家に戻るの!』


「スーツが必要なんだ」


『大変! 朝から、頑張るから』



彼女は慌てて髪を乾かし、化粧をする
薄化粧である。


それでも彼女は綺麗である。


若い!顔も身体も!


彼女はまだ裸であった。


私は見ている、裸の彼女を


彼女は、それに気付き



『だめよ、今はだめっ』



私は、御預けをくらった犬の様である。





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