あわい恋と約束


本能に従った33年目の
夏の経験は!!
代償は高かった。



カフェに行き、コーヒーを飲む。


昨日からの出費を考える。

約 ¥300000

痛すぎる!


彼女と過ごした昨夜の事、今朝の事

33年前の約束等、全て頭にない。



『携帯番号とアドレスこれね』

メモを渡して来た。


いつ書いたんだ?


私は、メモを半分ちぎり

携帯番号とアドレスを書こうとした。


ペンが無い。


彼女はペンを差し出した。


二人は、ここで初めて
番号とアドレスを交換した。



若いつもりの二人。


ブルーツースーや赤外線通信を使えない、
若いつもりの二人がそこに居た。






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