あわい恋と約束

メインがきた 肉、肉!
それとパン、フランスパン4切れ。
ガーリックトースト。

この店、肉は神戸ビーフ。


彼女はパンを取り匂いを確認している。

『これ、ガーリックよね?』

「その筈だよ、どうかした。」

『匂いがしないの、ガーリックの。』


私もパンを取り匂いを確認、
ガーリックの匂いがしない。

食べてみる、ガーリックだ。

匂いのしないガーリックトースト。


「ガーリック、ガーリック!」


「食べてごらん」彼女にすすめる。

彼女はパンを小さくちぎり食べる。

『うん、ガーリック。』


たぶん彼女は食べた後の匂いを、
気にしていたのだろう。


歳をとっても女の子。







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