あわい恋と約束

彼女は横を向き半身になって
横目で私を見る

ちょっと、軽蔑した様に
いや、騙されたという様な顔で、
私を見ている。

「聞かないから、言わなかっただけだよ」


『一人なんだ』

彼女は、聞いてやるぞ
突っ込んでやるぞ
そんな顔をしてる。

私は彼女が聞く前に

「何人か、いい人いたよ
だけど結婚は考えた事ない」


不満そうな顔しているかと思ったが

安心した様な、満足そうな顔していた。


雰囲気を変える為

メインのステーキを食べ

「冷めるよ」と彼女に言う

もう少し、話しをしたそうな彼女

ちょっとふて腐れ気味で

ステーキを

口に運ぶ彼女。






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