あわい恋と約束
彼女のオヤジ
『貴方は電話してくれないの?』
「するよ」
実は、彼女の電話番号を忘れてる
まっ、いいや。
『父が居るから、夜7時以降ねっ』
私は、彼女のオヤジが
苦手、苦手というか
一種のコンプレックスであった。
彼女のオヤジは公務員で役職
午後5時半には帰宅
土日は確実に家に居た。
私の父は、商社マン
海外勤務で、年に三週間程しか
帰って来なかった。
その為か、ファザコンになった。
父親依存ではなく
父親が居る事への憧れ。
彼女のオヤジに接し
ファザコンになった。
直接合った事はない
電話で話ししただけ。