あわい恋と約束

「じゃあっ、どこか行く?」


私は、ちょっと困った様な
顔をしていたと思う。


『じゃあって、何よ』


楽しんでいる、
明らかに彼女は楽しんでいる。

「ごめん、ごめん」

面倒くさい、でも
なんか楽しい、この雰囲気、時間が
楽しくなってきた。


とりあえず、日曜に
どこかへ行く!?
デートする事にした。
朝 10時に、さっきの
映画館前で待ち合わせ。


完全に彼女主導である。

都合が悪くなれば
金曜までに、連絡する事に

彼女はルーシで
私はチャーリーブラウン状態である。

しかし
携帯の無かった時代の様で
面倒くさく楽しい。

20代に戻った様で楽しい。




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