あわい恋と約束

金曜日

昼前に起きる。

今日は彼女の家に直接
断りに行くぞ
そう決めていた。


チャイムが 一回、二回、三回

うんっ!
誰も居ないのか?

私は両親と三人暮し。
私の部屋は二階

チャイムが、また
一回、二回


「はいっ」声を出し玄関へ



ドアを開けると彼女がいた。


『こんにちは!』

笑顔の彼女がいた。

びっくりしている、私

『お母様、いらっしゃる?』


「どうしたの?」


『今日は貴方じゃなく、
お母様に用があるの。
朝から何回も電話してるのに
誰も出ないし、仕事で近くに来たから、
寄ってみたの』


私は、さっき起きたばかり




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