あわい恋と約束
何もせずに見ていたのではなく、
ストレッチをしながら、トラックを走りながらである。
私は陸上部でグランドのトラックを、
何時も走っていた。
彼女のテニス部はトラックの中で練習。
だから何時も彼女を見ていた。
彼女も私を何時も見ていた。
お互い練習中すれ違っても
声をかけなかった。
彼女のテニスウェア姿は眩しかった。
背が高く、長い脚、
ちょっと大きい胸、
ちょっと大きいお尻
制服よりテニスウェアのほうが似合う
彼女を何時も見ていた。