あわい恋と約束

図書館なんて彼女と同じ。

33年ぶり。



どこに、粒子力学の専門図書があるんだ。


聞いてみるか。



カウンターがある。


1番端の視聴覚資料貸し出しへ。

「すみません、物理の専門図書は?」


カウンターに座ってた女性、
図書館司書が、立ち上がり
丁寧に教えてくれた。

よく見ると。

黒のミニで黄緑のタンクトップ。
その上にエプロン。
足元は? ミュール。

今時のギャル。



昔は、
おばちゃんばっかりだった気がする。


これから、ちょくちょく、利用するか。


ギャルが教えてくれた場所へ。




< 62 / 202 >

この作品をシェア

pagetop