あわい恋と約束
私の基に歩み寄り
『背が高いから捜しやすい!
よかった、貴方の背が高くて。』
私は背が高い方だが、
背の高い人の中では、
そんなには高く無い。
今は195とか2mは、ざらに居る。
彼女は直ぐに私の腕を取り、腕を組む。
他の客は、私達二人を見ている。
だが、私じゃなく彼女を見ている。
男も女も、彼女を見ている。
優越感である。
かなりの優越感!
私達の歳を知れば、
どう思うだろう。
そんな事を考えていると。
彼女が私を引っ張る様に
さっきまで見ていた
[首飾り]の所に行こうとしている。
私はブレーキを掛けたかの様に、
少し抵抗する。