あわい恋と約束

私は何度か振り返ると
彼女は微笑んでいる。


この光景
まるで恋人どうしの様

とっ思う。


二人して、廻りの目を
全く気にしていない。

じゃれ合う二人。



『ねえっ、あれなんて書いてある?』



[売店にてレプリカ販売]

やっぱり女の子。
こんな時は女の子。



「危険 近寄るな」


『何よそれ!
どこに書いてるの、そんな事』


痛っ!
脇腹を抓られた。



とりあえず売店へ

いろんなレプリカがある


非常に分かりやすく
購買意欲を刺激する価格。


女性にである。

ガラスの首飾りレプリカ
¥25000

私は業者に怒りを覚えた。




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