あわい恋と約束
彼女は私の左腕に、しがみ付き
軽く、頬にKISSをした。
廻りの人は目に入っていない。
『ありがとう。』
そう言って、また頬にKISSをした。
首飾りで、この展示、美術館は
終了の様だ。
『ねぇ、次どこ行くの?』
私は時計を見た。
午前 11時
高校野球準決勝は
午後 1時から
ここから県営球場まで
地下鉄で15分
ちょっと早いが、昼にするか
「早いけど、お昼にしない?」
彼女はちょっと考え
『そうね、軽くねっ』