戦場に、一輪の花が咲いた
二人は国に馴染むよう、年相応の服装。



「ライル、あのケバブってどんな食い物なんだろう!」



「だーかーら!お前、仕事なんだから真面目にしてろ。」



小さな頃から戦場に駆り出されてるライルやウェンディにとって平和な街中は珍しいもの。



ライルは目を輝かすウェンディが自分より年上にはみえなかった。



平和…か。



戦っている同士なのに、攻める国と守る国はこんなに違うのか。



ライルは銀髪を風に靡かせながら目を細めた。
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