幸せは輝き続ける…

この日から

また一ヶ月がたち、季節は冬に入ろうとしていた。

そんなある日、一個上の同じ小学校出身の男の先輩に声をかけられた。

「三年の三澤輝幸に告られた?」
えっ、三澤くん!?
「ううん。」 
「そっか。みんなに『一年の遠藤、絶対俺がおとす!』って宣言しよるけん気を付けたほうがいい。」
「わかった。ありがと。」

三澤輝幸が、アタシを?
なんで?アタシ?

次の日から三澤輝幸の観察が始まった。一年のアタシは食堂にいるときしか三年生と近くになれない。 

女の先輩にペコペコあいさつしながら目で三澤輝幸を探す。

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