幸せは輝き続ける…
──プルルルルル──
誰っ!?

熟睡中にうるさく鳴るケータイに軽くキレる。

「知らないケー番…」
まいっか。出ちゃえ!
「もしもし~」
「誰か分かる?」
「分かりません…」
「二年の中島やけど~」
中島ぁ?!
「なんでケー番…」
「まぁいいやん」
いや、よくねぇし!
「何のようですか?」
「まだ健太のこと好きなんか?」
「もぅ冷めたんで」
「じゃあ、健太と輝くんどっちがいい?」
輝くん…三澤輝幸のことかぁ。
「健太よりかはいいです」「じゃ、かわらい」
えっ!?かわる??
「もしもし~?」
わ…声低い……
「はい」
「こいつが言いよること気にせんでいいけんね」
「はい」
「じやあ」
早くねっ!?
「話せた?」
「まぁ」
「輝くんシャイボーイやけんきにすんなよ~」
「……………」
「じゃあ、八時に電話してあげさいや。今からケー番言うけん。090‐××××‐××××。八時で!!!ばいばい。」
──ガチャッ、プーップーッ──
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