Pure LOVE
いつものようにキャッチボールをして、健のバッティング練習につき合った。
野球の練習をするときの健はいつもと違う真剣な顔で、はっきり言ってかっこいい。
「もう休憩したら?」
あたしが聞くと、
「なら、おまえ休憩してて良いよ」
そう言って健は、1人で素振りを始めた。
あたしは近くのベンチに座って、健の素振りを見た。
何年間も変わらないこの素振り。ずっと見続けてきた。
「野球にそんなに熱心な分、勉強に回したらどう?」
「通知票に2が並ぶおまえに言われたくねーよ」
「うるさいなーそう言うこと言うから、女の子にもてないの」
「俺は、別にもてなくて良いんだよ。俺は、1人のヤツだけ好きでいたいから」
そう言いながら素振りをする健の姿を見て、ドキッとし
野球の練習をするときの健はいつもと違う真剣な顔で、はっきり言ってかっこいい。
「もう休憩したら?」
あたしが聞くと、
「なら、おまえ休憩してて良いよ」
そう言って健は、1人で素振りを始めた。
あたしは近くのベンチに座って、健の素振りを見た。
何年間も変わらないこの素振り。ずっと見続けてきた。
「野球にそんなに熱心な分、勉強に回したらどう?」
「通知票に2が並ぶおまえに言われたくねーよ」
「うるさいなーそう言うこと言うから、女の子にもてないの」
「俺は、別にもてなくて良いんだよ。俺は、1人のヤツだけ好きでいたいから」
そう言いながら素振りをする健の姿を見て、ドキッとし