Pure LOVE
その時、
「ぁや、彩」
外で声がした。

カーテンを開くと、隣の家から健があたしのことを呼んでいた。

健はあたしの家の的なりにすんでいて、窓を開けたら手が届くような近さの場所にすんでいた。

健は、自分の部屋の窓を開けていた。

あたしは自分の部屋の窓を開けた。

「大丈夫か?」

「・・・」
何もいえなかった。

大丈夫なわけないし!けど、健には変な心配をかけたくなかった。

「お母さんとお父さんどっちについて行けばいいの??」

あたしは、家族でもない健に変な質問をしてしまった。
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