One Way Ticket 2
那智のマンションのポストを開ける
最近の日課・・・
ダイレクトメールの中に
埋もれるようにして
薄紅色の細い封筒が入っていた
達筆な文字できれいに書いてある
「那智さんへ」
消印も住所も書いてない・・・
なんだろう?
ストーカー??
私は封筒を裏返した
そこには細く書かれていた
「母より」
那智のお母さん!?
安心よりも驚きのほうが私の胸に広がる
今まで那智と一緒にいて
私・・・
一回も那智の家族のこと聞いてない
那智はほとんど自分のこと話さないし
聞くのも・・・
なんだか気を遣ってしまう
でも
その封筒を持ちながら
私は少しづつ安心したんだ
那智にも家族がいるんだって実感したから
那智の事を少しでも知れた気がして
私は鼻歌交じりに
その手紙を見ていた
最近の日課・・・
ダイレクトメールの中に
埋もれるようにして
薄紅色の細い封筒が入っていた
達筆な文字できれいに書いてある
「那智さんへ」
消印も住所も書いてない・・・
なんだろう?
ストーカー??
私は封筒を裏返した
そこには細く書かれていた
「母より」
那智のお母さん!?
安心よりも驚きのほうが私の胸に広がる
今まで那智と一緒にいて
私・・・
一回も那智の家族のこと聞いてない
那智はほとんど自分のこと話さないし
聞くのも・・・
なんだか気を遣ってしまう
でも
その封筒を持ちながら
私は少しづつ安心したんだ
那智にも家族がいるんだって実感したから
那智の事を少しでも知れた気がして
私は鼻歌交じりに
その手紙を見ていた