One Way Ticket 2
玄関を入る

どんな顔であったらいいかわからないけど

千香に謝らないと…

リビングのドアをあける


部屋は真っ暗だった


電気をつける


静まり返った部屋


キッチンか?


キッチンにも誰もいなかった


カウンターに乗っていたのはラップのかかったハンバーグとスープ



そのまま寝室へ上がる


誰もいない…


千香?


俺は千香の荷物が入っている部屋の前に立った


ノックをする


「千香…いる?」


静かに開ける



そこには千香はいなかった

整理された荷物

部屋の中心に小さな紙が置いてあった


急に胃が締め付けられた
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