One Way Ticket 2
そんな時に

千香が合コンのセッティング?!

仁の奴・・・
親友ながらに殴りたくなった。

千香の学校がそんなに有名な
美少女校だとは思わなかった。

確かに千香も可愛い。

「お前が居たほうが馴染むし楽だと思ってさ。」

はぁ?
そんな事知るか。

しかも
葡萄まで出しやがって・・・

次の瞬間

「なんで?」
自分の言葉に自分が一番驚いた。

話は圧倒的に聞き役。

人の話に割り込むなんて
自分が信じられない・・・。

なのに
千香のことになったら止められなかった。

どうしても行かせたくなかったんだと思う・・・。

「千香は・・・行きたいの?合コン。」

行きたくないって言ってくれ。
顔には出さないように
気づかれないように

心から願った。

「行きたくない・・・かな?」

かな?

かなってなんだよ?


そのせいで
止まらなかったんだよ

気がついたら
千香を俺のうちに入れていた。


女を家に入れるのは初めて


仁も一回くらいしかきたときないと思う。


どんなに
女がねだっても
泣いても

セックスするときも

俺の家には入れない。


なのに
自分から
千香を連れ込んだ・・・。


重症だ。
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