にんげん賞味期限

その男は中年で少しふっくらした色白の男だった。



「山本さん!?」



「お、おう。」



その男は彼女に向かい照れ隠ししながら挨拶をした。



それを見た僕は眉を歪ませ彼女に訊ねる。



「だれ?」



「バイト先の店長さんです。」



「あぁ…」



そう言われると、どこかで見たことがあるような気がした。



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