にんげん賞味期限

「今、一人暮らししてるの?」



「えぇ…」



彩夏は俯き頷いた。



きっと何か悲しいことがあったんだろう。



だから、それ以上聞くのをやめた。



「ギターもうやらないの?」



………。



沈黙が流れる…



すると彼女が顔をあげ明るい声で言った。




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