にんげん賞味期限

僕は小指を立て彩夏に促した。



彩夏は恥ずかしそうに自分の小指を僕の小指に絡ませた。



「約束な。」



「約束ね。」



今日も、彩夏の秘密は分からなかったけど嬉しかった。



再びギターを始めると言ってくれたのだから。



< 134 / 289 >

この作品をシェア

pagetop