にんげん賞味期限

ザーザーザー。




予報は見事に当たり夕暮れの五時頃になると雨風が強くなっていた。



だが、予感は当たるなと強く願った。



バイトを終わらせ、雨が降り注ぐ中、いつものように二つの弁当とそして自腹で買った二個のショートケーキをカゴに入れ傘を差し自転車を走らせていた。



すると、マンションを囲むすごい人だかりに遭遇した。



その中には隣人の同じアパートに住んでいるメッシュもいた。



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