にんげん賞味期限

「和也!和也!目あけてよ!!」



泣きながら亜依は和也の身体を両手で掴み必死に揺らし続ける。



パペット人形のように無抵抗な和也。



僕は視線を外した。



ごめん、限界だ。



僕は病院を出た。



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