にんげん賞味期限

桜井駿―――…



二十歳。



何事にも中途半端で小心者。



やりたいことも夢もない。



そして、人付き合いが苦手。



だから、昔から友達と呼べる人間は少なかった。



特に女性と話すのが恥ずかしく、緊張してしまいうまく話すことができないんだ。




そう、今回はそんなダメ人間の象徴でもある、この僕がこの物語の主人公である。
< 2 / 289 >

この作品をシェア

pagetop