にんげん賞味期限

和也と亜依についても。




…………



「そうだったんだ…」



「彩夏を巻き込ませてしまってごめん…」



「私は全然大丈夫だから気にしないで。それより駿は…」



「ありがとう…僕はもう大丈夫だ。」



「…よかった…本当によかった。このまま会えなくなってしまったらどうしようって…不安でいっぱいだったの。」



そう言って、彩夏は涙を浮かべた。



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