にんげん賞味期限

「…でも、死んでしまったんだよ?」



「和也君はその夢で満足してしまったのかもしれない。それに夢を手にすることに少し疲れちゃったのかもしれない。けど、生きていればこの先楽しいことは幾らでもあったんじゃないかしら、きっと。」



「そうだよね…今の和也の気持ちはどうなんだろう…?」



「それは、私にもわからないわ…誰にも…」




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