にんげん賞味期限
僕と別れ
ストリートライブから四日後、ギターの練習を終えた僕は久しぶりに喫茶店を訪れていた。
「あら、最近きてくれなかったから、心配してたのよ!」
おばあちゃんは泣きそうな表情をしていた。
「あっ、心配かけてすいません!」
正直、よく分からなかった。
ただの一、客なのに優しくしてくれるし、心配もしてくれる。
全然、嫌な気分ではなかったのだが、おばあちゃんの考えてることがあまり分からなかった。