にんげん賞味期限

…………



なにやら、彩夏が僕のギターに触っている感覚がわかる。



「はい、いいよ♪」



「なんだったの?」



「ゴミがついてただけ♪」



「なんだよ、それ?」



「ふふ♪」



「…なぁ、彩夏!」



僕は空気を大きく吸い込んだ。



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