にんげん賞味期限




「また、どこかで会おうな!!ありがとうな!!」





僕は走って、すぐ近くの歩道橋の上まで駆け上がりバスの姿が見えなくなるまで手を振り続けた。



歩道橋から見えるバスのライトは彩夏の夢を乗せてキラキラと輝いていた。



それはダイヤモンドよりも綺麗に、そして力強く光り輝いていた。



そして、彩夏を乗せたバスは交差点にさしかかり左へと進路を変え、消えた…



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