にんげん賞味期限

まじかよ!?




嬉しいというかなんというのか、大丈夫か、俺!





そして、彼女は左手で肩下まである茶色い髪を掻きあげた。




その仕草はなんとも艶めかしく、それだけで僕はすでに彼女の虜になっていた。



「あ、あの駿って言います…よ、よろしく。」




彼女に釘づけになった僕は少し震えた声をあげた。




「私は亜依。よろしくね♪」




顔とマッチしているかのような可愛い声だった。
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