にんげん賞味期限
僕と再会
家に帰宅中、アイスキャンディーを食べながら向こうから歩いてくる女性が目に入った。
どこかで見たことのあるような…
そんな表情をしていると、その女性は僕のほうに向かって手を振りだした。
僕は後ろに振り向いてみたが誰もおらず、自分の手を自分の顔に指さすと、その女性はこくんと縦に頷いた。
少し目が悪い僕は猛禽類のような目をしながら彼女に近づいていく。
彼女と10mという距離になり、やっと気づいた。