君と歩む夢みて~時は平安~
けれど、私は…
わかっていながらも、天竜に想いを伝えた。
あの時の、私は…幸せに満ちていたはずだ。
伝えた方が良いか、伝えない方が良かったか…半分以上は伝えない方が良かったと思うかもしれない。
私も、思ってしまった。
一瞬だが、後悔もした。
だけど、今。
私は伝えて良かったと心底思えている。
だから…正しいと思える天皇の言葉も、
素直に受け取れない。
好き。
と、いう感情だけで突っ走ってきた私と天竜の恋愛。
周りがどんなに笑っても、馬鹿にしても私は恥じない。
私は、純粋に自分に正直に恋愛してきたと思うから。