君と歩む夢みて~時は平安~



村からの帰り道。



明け方頃。



私は屋敷に戻ってきた。



門には、出迎える天竜の姿。



……っ。



顔が…見れない。



「黄泉様、お帰りになられたのですね。」



「あ、あぁ」



「黄泉様?」



………っ?!



ち、近い。



ふと、顔を上げれば天竜の顔が目の前にある。



「ね、…寝る。」



逃げるように、その場を後にした。





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