君と歩む夢みて~時は平安~
「はぁ、はぁ…」
乱れている息。
に、
火照った頬。
バクバクと鼓動が脈打ち、何故か息苦しい思いに…戸惑いを隠せない。
なにより…
胸が、
「痛い…」
ギュッと胸が締め付けられて…
息苦しい。
天竜が頭に浮かんでは、上昇する体温。
「…熱い。」
顔を両手で被い、その場にしゃがみ込んだ。
女らしい自分に…
吐き気がする。
今まで、こんなにも…異性を思ったことはなく。
こんな自分が…
本当に…わからない。
初めての感覚。
初めての高鳴り。
私は…
きっと…