君と歩む夢みて~時は平安~
「天竜…やはり、普通にいつものように敬語でよい」
「…?」
自分から言い出したくせになにを言ってるんだろう…私は。
慣れない天竜は…やはり…なんというか…
「黄泉様がそう言うなら、そうしますが…」
こっちの天竜の方がやはり…しっくりくる。
「有り難う…私から言っといて…あれだが。」
そうですね、なんて言って微笑む天竜につられて私も笑みがこぼれた。
…好き。
そんな…感情も溢れてきて。
再び交わした口づけに、愛しさがこみ上げてきた…
とても、
愛しい。