君と歩む夢みて~時は平安~
「どこでやっている?!」
「村外れの小屋です…」
村外れの…あそこか!!
「わかった。…悪かった。」
一言、詫びを入れ小屋を目指して一目散に走る。
少し、走ると一つだけ明かりの灯った小屋を見つけた。
乱れた息を整えながら、ゆっくりと扉を開ける。
ザッと20人はいるだろうこの空間はとても、狭く蒸し暑い。
それに、多少眉を潜めながら、私は歩き進める。
口々に驚きの声が聞こえた。
「よ、黄泉様…?!どうして、こちらへ…」
「少し、話させてくれ。」
「はっ!ど、どうぞ!」
「…有り難う。」
大きく息を吸った