君と歩む夢みて~時は平安~



今言ったのは全部、自分の真意。



天皇に届いたとしても、届かなかったとしても、私はあの3人からたくさんの事を学んだのは事実なのだ。



自分の真意を最後まで貫きたい。



そんな私から目を逸らすことなく、天皇は言う。



「黄泉…確かにお主は近頃、成長できてると思う。それは父として喜ばしい。だが…



同時に、黄泉に幸せになってほしいから反対もする。」



そんな、天皇の言葉がいつもと違って聞こえる。



それは、きっと…言葉に感情が籠もっているからだと思う。



天皇の言葉というより、1人の父親としての言葉に…思えた。



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