3度の出会いと3度の恋
グサッ
まさかの図星にいやに心が痛んだ。
「あーいやあの…元気出して下さいね。」
少し焦ってフォローした聡。
でも俺は何も言えなかった。
まだ忘れられない。
そう、俺はあの子に恋をしていたのだ。
何故だか、あの子なら信じられる気がする。
「あ!そうそう、明日パーティーがあるんですよ。」
「パーティー?」
「新人賞の祝賀会ですよ。白雪って人らしいんですけど、めっちゃ美人らしいです。」
「…そうなんだ。」
ゆきに会いたい。
気持ちは高ぶるばかりだった。