Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜

「杏ちゃんのバカ!!そんな訳無いでしょ!!」


顔を真っ赤にさせて怒った



何言ってんの、、



一目惚れなんて有り得ない!!



「別にいいじゃん。一目惚れだって恋のうちじゃん♪」



目をキラキラさせながら面白そうに杏ちゃんは突っ込んでくる



「絶対違うもん!!!」



私は剥きになって否定した



私が怒りだしたから、慌てて私の頭を撫で始めた




「ごめんね。からかいすぎました…あんまり萌音が一生懸命だから可愛くて♪」



そうだよね、、



私、何剥きになってるんだろう



「私もゴメン…」



謝ると杏ちゃんは笑顔になった



「でもさ、大羽君て女慣れはしてるけど、性格はかなり良いらしいし、男子からも人気あるんだよね。」




そうなんだ…


確かに優しかったな…




「それに…告る子はいても断ってるから彼女はいないみたいだね」



彼女いないんだ…




「つまり、女慣れしててもチャラ男ではないって事♪バスケ部のエースだしね!」



チャラ男じゃない…




何だかホッとした自分がいた…





< 12 / 236 >

この作品をシェア

pagetop