Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
「杏ちゃんのバカ!!そんな訳無いでしょ!!」
顔を真っ赤にさせて怒った
何言ってんの、、
一目惚れなんて有り得ない!!
「別にいいじゃん。一目惚れだって恋のうちじゃん♪」
目をキラキラさせながら面白そうに杏ちゃんは突っ込んでくる
「絶対違うもん!!!」
私は剥きになって否定した
私が怒りだしたから、慌てて私の頭を撫で始めた
「ごめんね。からかいすぎました…あんまり萌音が一生懸命だから可愛くて♪」
そうだよね、、
私、何剥きになってるんだろう
「私もゴメン…」
謝ると杏ちゃんは笑顔になった
「でもさ、大羽君て女慣れはしてるけど、性格はかなり良いらしいし、男子からも人気あるんだよね。」
そうなんだ…
確かに優しかったな…
「それに…告る子はいても断ってるから彼女はいないみたいだね」
彼女いないんだ…
「つまり、女慣れしててもチャラ男ではないって事♪バスケ部のエースだしね!」
チャラ男じゃない…
何だかホッとした自分がいた…