Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
女の子達は
私と昴君が見てることなんて気付きもしないで
笑いながら話してる
『てか、女バスで人気の昴に手出すなんてあの女も馬鹿だよね♪』
『言えてるぅ!!キャハハヤラれちゃぇ〜♪』
話しの内容から3人は女子バスケ部の人だって分かる
私の知らない人達
向こうだって今まで私を知らなかったはずなのに
昴君の彼女…
理由は本当にそれだけなんだ…
怒りと悲しみで気持ち溢れそうになる
3人は女子バスケ部
もう一人は??
だけど残りの一人は話しに加わろうとせず
楽しそうに話す3人とは違う方を向いていた
あの人どうして話しに加わらないんだろう
そんな疑問が頭に浮かんだとき
3人の中の一人の女の子がその子に話し掛けた
『ねぇ、あんたもそぉ思うでしょ?つか、私等あんたの為にしたんじゃん!!』
『うん、だね…』
話し掛けられて振り向いた
その顔を見て私は愕然とした