Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜


「普段通りに生活するのも、自分が変な態度取ると萌ちゃんがまた嫌がらせ受けるかもって思ってるからだと思う…その証拠に愛瑠とだっていつも通りだしさ…」


昴君……


私、自分が情けないよ


別れたあとも昴君は私を守ってくれてる


それなのに馬鹿みたいに嫉妬して


自分勝手に昴君の手を離したのは


私なのに………


溢れてくる涙を拭いながら
しゃがみ込み顔を隠した


そんな私を杏ちゃんが優しく包み込む


「あのさ…萌ちゃん…」


名波君がしゃがみ込みそっと穏やかに話し掛けてくれる


「俺は萌ちゃんが今回出した結論を責める気は無いよ。あんな怖い思いしたんだ、当たり前だと思う。」


名波君……


「だけど昴は、きっと萌ちゃんの事今でもちゃんと好きだよ…これから二人がどぉなるかは分からないけど、だけど俺と杏果は味方だから。」


そぉ言って優しく頭を撫でた


顔を上げて二人の顔を見ると優しく微笑んでくれた


ありがとう…


「あり…が…とっ」


涙声でお礼を口にすると


「早くバトン持って行かないと怒られるよ。」


って杏ちゃんが元気に言う


私は『うん』って頷き腰をあげ立ち上がり


私達3人は校庭へバトンを持ちながら戻った





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