Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
「すいません!!」
遅れた事を生徒会長に謝ると
「平気です…」
と一言で終わらせて
「じゃあ…田中君と手分けして得点を変えていって下さい」
生徒会長が次の仕事に向かったので
私と田中君は校舎の1階と2階の中間に架けられている
ボードをめくる為にハシゴに登った
けっこう高いなぁ
10メートルくらい上に上がり下を見ると
地面までかなり遠く感じる
なんか怖いかも……
そぉ思ってなるべく下を見ないようにボードを見ていた
5点、10点とボードをめくっていると
下に一年生らしき女の子達の集団が通るのが分かった
1人
2人と楽しそうに話しをしながら私の下を通る
「中尾さん、そっち5点。」
田中君にそぉ言われてボードをめくろうとした
ガタン!!
えっ……
音と一緒にハシゴが大きく揺れて
バランスを崩した私は
下に落ちいくのが分かった
何で!!
地面に叩きつけられる
怖くてとっさに目をギュッと閉じた