Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
「アンタまだ男知らないだろ。」
「なっ!!」
何なのこの人
「大羽昴と付き合ってたんだろ??エッチしなかったんだ♪」
自信満々に話す青矢先輩に何だか腹が立ってくる
「そっ…そんなの生徒会長に関係っ!!」
「大羽と別れたんなら俺が女にしてやろうか……」
そぉ言って私の耳に息を吹き掛ける
顔が一気に赤くなって
息を掛けられた耳を手で隠した
「いいねぇ、その反応。俺の周りには居ないタイプだな」
今度は私から離れてベットの上に腰掛けて
ジャージのポケットからタバコを取り出し
吸い始めた
この人は私が知っている生徒会長なんだろうか
皆がいつも見てる生徒会長は
成績優秀
生徒にも優しくて
余りにも今の状況とは違う
「今、俺の事全然違うって思ったろ??」
心の中を見透かすように青矢先輩が口を開いた
「はい…」
素直に返事をすると
ハハッと髪を掻き上げながら笑う
「お前正直だな…やっぱ気に入った」
えっ…
「俺の女にする。」
ってハッキリ言った