Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜

「あとは抱き心地かな?さっき抱えてみて気持ち良かったから。」


…カァァ!!


顔が一気に熱くなるのが分かる


「てめぇっ!!」


昴君がカッとなった瞬間


青矢先輩がベットから立ち上がった


「だから、お前は今彼氏じゃないだろ…」


息を吐きながら口にした一言に昴君が止まる


「つまり大羽君も俺もスタートラインは一緒って事♪
反応が初々しいとこも気に入っちゃったし、俺も攻めさせてもらうよ」


って言いながら眼鏡を架けて保健室を出ようとした


そんな先輩の肩を昴君が掴み


「先輩、俺はあんたに萌音を渡す気はないから」


「はいはい、でも選ぶのはあの子だろ?もし、俺を選んだら文句言わないでね?」


そぉ言って私を見て投げキッスをして


「じゃ、またな♪」


って出ていった




生徒会長が私を彼女にするって


なに??


整理しきれない頭を抱えて悩んでいると


ギュッと抱きしめられて


私の身体はシトラスの香りに包まれた




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