Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
☆揺られて☆
授業中ふと空を見ると
綺麗な入道雲が空をゆっくりと流れてる
あれは私の気持ちなのかな…
ゆっくり
ゆっくりと
流れてく私の気持ち
どこに流れようとしてるんだろう
−大羽はアンタを追いかけなかった
昴君……
手を離したのは私なのに
もしかしたら青矢先輩が言うように
追い掛けて欲しかったのかもしれない
そんなのズルイよね……
それなら別れてしまった私は
この後どうしたいんだろう
別れたんなら次の恋をするべきなの??
そしたら
楽になれるのかな
この頃毎日こんな事考えてる気がする
−萌音がずっと好きだから…
そぉ言ってくれた昴君
正直凄く嬉しかった…
戻りたいって素直に思った
だけど別れたのは私なのに
都合よく戻るなんて出来ないし
正直また嫌がらせされるのに怯えてる自分がいる
−俺がいいって言わせるから−
そぉ囁く青矢先輩
彼の事を私はどぉ思ってる?
始めは怖かったのに
今は口も悪いし裏表はあるけど
嫌いじゃない
じゃあ好き??
それは違う気がする……
あれから生徒会室に呼ばれる事はないけど
会う事には抵抗があった私は
正直ホッとした気持ちでいた