Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
それでも青矢先輩は攻撃を辞めようとはしなかった
「さっき、襲うがどうとか言ってたけど、もし次にコイツに何か仕掛けたら俺が許さねぇよ。
お前の事キッチリ調べてやるから。そしたらプライベートがないくらい大変な事になるかもな♪」
意味深く囁くけど眼鏡の奥の瞳からは
その言葉が本気だって伝わってくる
「な…によ…生徒会長がそんな脅していいわけ…」
愛瑠ちゃんは青矢先輩の視線を直視出来ないのか
俯きながら小さな声で言った
「はっ?脅し?これは脅しじゃねぇよ。命令だから。まぁ先生に泣き付いてもいいけど
成績トップで生徒会長な俺と何の実績もないお前とじゃどっちが信じてもらえると思う?」
「…!!」
「さぁ、どぉすんだ。命令聞くのか聞かないのか?お前が決めていいよ。」
満面の笑みを浮かべながら愛瑠ちゃんに問い掛けると
「聞きます…」
って消え入りそうな声で呟いた
「あっそ。じゃあもぉいいや。消えて。」
そぉ言って愛瑠ちゃんに背を向けて私の横に立った
「青矢先輩…」
「あっそうだ!!」
えっ……
グイッ!!!
「お前1つ間違ってるから。コイツはこれから俺の女になるんだよ。だから嫉妬するなら他の女にしとくんだな。」
って当たり前と言わんばかりの顔をして肩を抱き寄せた